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2004年07月12日

パソコンとインターフェイスする最高の方法

世の中にはパソコンとの関係を良くするために、並々ならぬ努力を重ねているもいるようだ。今日は人間とパソコンのより良いつながりについて、ちょっと考えてみた。

パソコンとコミュニケートする最良の方法(インターフェイス)としてあなたが現在入手可能なのは、大画面で高精細な液晶モニタと、使いやすくてケーブルに煩わされないBluetoothキーボードとマウスといった組み合わせだろうか。

もちろんSFの世界では、20年も昔からコンピュータとコミュニケートする最良の方法は「脳との直結」と決まっていた。最近はアニメ(士郎正宗の攻殻機動隊)やハリウッド映画(ウォシャウスキー兄弟のマトリックス)でも取り入れられ話題となっているのだが、こんな方法は現実には不可能だと誰もが思ったろう。

ところが世の中には、コンピュータと脳を直結させようと真面目に研究しているがいた。しかも、ある程度の製品化を目指しているようである。

20年前にSF世界で始まったサイバーパンクというムーブメントでは、ウィリアムズ・ギブスンやブルース・スターリングといった若手旗手が、エンジニアが「脳との直結インターフェイス」を可能とした世界で、プログラムやハッキングを素材として、様々な犯罪のドラマを描いてみせた。彼ら以降も、多数の作家がこの技術の応用を考えたために、どのような実用価値があるのか分かってきた。

直結技術で最も恩恵を受けるのはやはりコンピュータ・エンジニアやオペレータだろう。なにしろ、アプリケーションを操作するのに、手足を動かす必要がなく、肩も目も疲れない。外界のノイズを遮断できるので、オフィス環境がどんなであっても、自分の仕事にだけ集中できるだろう。このような環境では、プログラム技法も長足の進歩を遂げる可能性がある。

次に恩恵を受けるのは、エンターテイメント業界とそのユーザーだと考えられる。単に、脳の中にゲーム環境を展開して仮想現実世界を構築するだけでなく、多少でも五感感覚を電気信号で脳にフィードバックできれば、もはや物理的な遊園地と絶叫マシンは意味を失う。

直結技術はオフラインでも役に立つ。自分の持ってない知識(辞書として役立つデータバンク)をアドオン可能な小型パッケージにダウンロードして脳に接続する外挿記憶である。観光旅行で香港に来た旅行者は、香港ガイドを外挿記憶パッケージにダウンロードしておけば、美味しいレストランの場所やバスの路線マップなど、必要な事はいつでも参照できるので香港居住者のように街中を歩き回る事ができるだろう。

外挿記憶パッケージをもう少し発展させて、経験記憶に応用させる手もある。ドライバー、アイアン、パターを使う経験記憶をアドオンする事で、素人が練習なしでも次の日曜日に接待ゴルフに参加できるようになるかもしれない。

脳との直結技術も最後には無線接続に行き着くかもしれない。マトリックスで直結ケーブルを首元から引き抜くシーンがあったが、あれは確かに痛そうだった。

さて、もし脳との直結技術が開発されたときに、あなたはリスクを冒してでも自分のものにするだろうか。

投稿者 bobby : 2004年07月12日 14:06

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